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神経の勉強の仕方|坐骨神経から始める3ステップ|BAL STUDIO

2026/09/12

こんにちは、ミナミです。

今日は神経系について話していこうと思うんですが、実際のところ、皆さん神経系ってどうですか??

なぜトレーナーは神経系を後回しにするのか


多分なんですけど、神経系って「勉強しようとは思っていたけど、中々手が出せていない」という分野の代表格だと思うんですね。

逆に言えば、「神経系、バッチリ勉強してるよ!!」という方は、ごくごく少数だと思うんですけども。特にトレーナーだと。

トレーナーだと、やっぱり筋や関節、あとは生体力学とか、そっちにばかり夢中になる方が多いと思うんですが、残念ながら、そこを極めたとて治せる症状であるとか、もっと言えば筋トレのパフォーマンスですら本来のパフォーマンスを発揮できるようにはならないハズなんですね。

運動パフォーマンスについては、そもそも脳から出た命令が全身の神経を介して身体を動かすことを考えれば分かる話だと思うんですけど、痛みとか痺れとか、そういう不調を訴えるときっていうのは、そこには神経系であるとか、あとは血管系が関与していることも多いわけですね。

「歪んでいる」だけを見ると、原因を見落とす


今回はパフォーマンスアップというよりも、不調の方に焦点をあてるんですけど。

身体というのは、痛みとか痺れとか、そういう生活に支障をきたす症状がある時っていうのは、いわゆる「代償運動」を起こして、つまり"あえて"歪みを作ったりして、症状を軽減しようとする、もしくは感じさせない状態を作るわけで。

何がここで問題になるかって、神経系を分かってないトレーナーがクライアントの身体を見たときに、この「歪んでる」という状態だけを見ると、姿勢を正常(と思われる)にしようとしたりだとか、正常な運動連鎖を起こせるようにしようとしたりとか。

こういうことをしようとすると、根本的な問題は改善してないわけだから、症状が改善しにくい状態を見落としてしまう可能性があるわけですね。

じゃあ、その問題がどこに起きているかを調べるために何が必要かって、その基礎の部分が「神経系」になると、こういう話なわけであります。

神経の勉強は、この順番でやる


ここまでの話は多くの人が同意してくれるところだと思うんですけど、問題は「じゃあ、それってどうやって勉強すんだよ」というところだと思うんですね。

ここでですね、僕が昔神経系を勉強した時に教えてもらったフローが、いまだに僕はベストだと思っているところがあるので、それを今日はシェアしようと思うんですけども。

ステップ1:どんな神経が、どこにあって、何をするためのものか


まずは考えるための材料、つまり知識の詰め込みはどうしても必要で。なので最初は

「どんな神経が」「どこにあって」「何をするためのものか」

これは絶対に押さえてないと、この先に進めないわけですね。

例えば、有名なところでいえば「坐骨神経」という神経があって、これは腰椎の4番・5番と仙骨の前面から出て、梨状筋の下を通って大腿後面中央を下行、膝裏で総腓骨神経と脛骨神経に分かれて下肢から足裏に走行、と。

もうこれだけで役割は想像がつきそうなもんですけども、足を自由に動かしたりだとか、逆に足の感覚を脳に伝えたりすると、こうゆう働きがあるわけですね。

ステップ2:その神経に障害が起きると、どんな問題が出るのか


で、一つ一つの神経について覚えていったら次は

「その神経がどう障害が起きて」「どんな問題が起きるのか」

という、クライアントの主訴にあたる部分を知る必要があるわけですけど。

坐骨神経なんかはさっきの分布の通りで、梨状筋が硬くなったり、引き伸ばされたりすると、その下を通る坐骨神経(それを含めた臀部の神経)を圧迫して、お尻や太ももの裏にかけてしびれが出て来ると。

これがいわゆる「梨状筋症候群」というやつですね。

ステップ3:過去の自分のセッションを、神経の視点で見直す


ここまでである程度、一つの神経、一つの症状に対しての理解自体は出来たハズなので、ここからは臨床と照らし合わせながら考えていくわけですけど。

恐らく、皆さんもセッションの中で何かしらの症状、もっといえば、何かを改善しようとしてアプローチはしてきたハズなんですね。それを題材にして理解を深めていくことになると思うんですが。

一旦神経は無視して、その時筋骨格系にアプローチしたものを考えると、

「アレ、神経的には何が問題だったんだろう?」

と考えていくと、多分その時の自分は筋骨格系のことしか考えてなかったけど、「あの時のあのアプローチは、この神経のこの問題を解決してたんだ」みたいな、点と点が繋がる感覚になっていくと思うんですね。

というか、僕がその感覚の元勉強していました。

点と点が繋がる、というのはこういうこと


つまりですね、これって「身体が正しい反応をするように変化させた」ということが出来るわけですけど。

これまで筋骨格系にだけアプローチをしていた人が神経の使い方を学ぶことで、サービスの質を上げられる可能性があるんじゃないかと思うんですね。

神経、勉強すると面白いですよ。

入口は「今、目の前で困っている症状」でいい


ここまでが、少し前に書いた話です。

神経系って「いつか腰を据えて勉強しよう」で止まりやすい分野だと思います。

ただ、上のフローで言えば、入口は「今、目の前で困っている症状」からで構わないんですよね。

お尻から太ももの裏にしびれが出ている人がいるなら、そこから入ればいい。

BAL STUDIOには「梨状筋症候群の病態と評価」という講座があります。
「脊柱管狭窄症 60代女性の足の痺れ」のような症例、「自律神経の調整」、
「横隔神経からの頚部調整」、「野球肘における正中神経障害と尺骨神経脱臼について」など、
神経を軸にした内容がそれぞれ独立して入っています。

順番に全部を学ぶ必要はありません。
今困っていることから、必要なところだけを引き出せば大丈夫です。

現場で困っていることから、必要な学びを探せます。

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ミナミ